キーコーヒーさんの展示会2016

以前、カフェ案件でメニュー開発のお仕事をさせていただいた際、
お客様よりコーヒーを入れたいとのご要望があり、
大手4社のコーヒーを扱うメーカーをご紹介しました。
それぞれをお客様と巡り、コーヒーの試飲したところ、
いちばんおいしかったのがキーコーヒーさんでした。
お客様は即決なさって、今でもキーコーヒーさんとお取引なさっています。

そんなご縁でキーコーヒーさんの展示会のご招待状をいただき、
いそいそと出かけてまいりました。

入り口に入ってすぐ、カップテストをさせていただきました。
カップテストとは、コーヒーの品質を見極める手法で、
砕いた豆をカップに入れて熱湯を注ぎ、
香りを確認したり、上澄みをすすって味や口当たり確認したりするテストです。

ワインや日本酒の利き酒や、茶師さんと静岡の茶園で行った利き茶を思いだしました。

 

次は同じ豆をサイフォン、ハンドドリップ、フレンチプレスで淹れていただき、
味を比べる試飲です。

サイフォンがさっぱりしているのに対し、ハンドドリップはよりコクがある味に、
フレンチプレスだと豆の個性が強く出ます。
こんなに違う味になるのかと、ビックリしました。

 

キーコーヒーさんオリジナルのハンドドリッパー。
プラスチックですが、クリスタルのように美しいです。

イタリアの「illy」は、昨年まで日本での扱いがモンテ物産さんだったそうですが、
今年からキーコーヒーさんになったそうです。
グローバルに知られているメーカーだけあって、
外国人の観光客が多く訪れるお店やホテルなどで人気だそうです。
このカップはすべてシリアル番号入り。デザイン性が高く見ているだけで楽しいです。

さっそく、エスプレッソを淹れていただきました。
イタリア人に倣って、たっぷり砂糖を入れて一気に飲むのが、しっくりきます。

今回の中で島田のイチオシは、こちらの新商品。
フォームドアイスコーヒーです。
生ビールのように泡の出るアイスコーヒーですが、
炭酸ではないのでシュワっとはしません。
ビジュアル的にも涼しげで良いですね。
今後、カフェなどで流行るだろうな~。

いろんなコーヒーを飲ませていただきましたが、
オススメを1つに絞れなかったので、2つご紹介します。
まずは、「トアルコトラジャ ロイヤル」。
酸味も苦みもしっかりあるのにかんきつ系のニュアンスがあって、
バランスの良い口当たりです。
もう一つは「氷温熟成珈琲」。
コーヒーは氷温ではうまみが増すというデータはないそうですが、
コクがあってなめらかなテイストでした。
バニラとかナッツの香りが感じられて、
チョコレートケーキなどに合わせたい味わいでした。

コーヒーに対する愛情とか、現代の動向に合わせて
真剣に向き合っている姿が感じられる素晴らしい展示会でした。
大変、勉強になりました。ありがとうございます。

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