以前、カフェ案件でメニュー開発のお仕事をさせていただいた際、
お客様よりコーヒーを入れたいとのご要望があり、
大手4社のコーヒーを扱うメーカーをご紹介しました。
それぞれをお客様と巡り、コーヒーの試飲したところ、
いちばんおいしかったのがキーコーヒーさんでした。
お客様は即決なさって、今でもキーコーヒーさんとお取引なさっています。
そんなご縁でキーコーヒーさんの展示会のご招待状をいただき、
いそいそと出かけてまいりました。
入り口に入ってすぐ、カップテストをさせていただきました。
カップテストとは、コーヒーの品質を見極める手法で、
砕いた豆をカップに入れて熱湯を注ぎ、
香りを確認したり、上澄みをすすって味や口当たり確認したりするテストです。
ワインや日本酒の利き酒や、茶師さんと静岡の茶園で行った利き茶を思いだしました。
次は同じ豆をサイフォン、ハンドドリップ、フレンチプレスで淹れていただき、
味を比べる試飲です。
サイフォンがさっぱりしているのに対し、ハンドドリップはよりコクがある味に、
フレンチプレスだと豆の個性が強く出ます。
こんなに違う味になるのかと、ビックリしました。
キーコーヒーさんオリジナルのハンドドリッパー。
プラスチックですが、クリスタルのように美しいです。
イタリアの「illy」は、昨年まで日本での扱いがモンテ物産さんだったそうですが、
今年からキーコーヒーさんになったそうです。
グローバルに知られているメーカーだけあって、
外国人の観光客が多く訪れるお店やホテルなどで人気だそうです。
このカップはすべてシリアル番号入り。デザイン性が高く見ているだけで楽しいです。
さっそく、エスプレッソを淹れていただきました。
イタリア人に倣って、たっぷり砂糖を入れて一気に飲むのが、しっくりきます。
今回の中で島田のイチオシは、こちらの新商品。
フォームドアイスコーヒーです。
生ビールのように泡の出るアイスコーヒーですが、
炭酸ではないのでシュワっとはしません。
ビジュアル的にも涼しげで良いですね。
今後、カフェなどで流行るだろうな~。
いろんなコーヒーを飲ませていただきましたが、
オススメを1つに絞れなかったので、2つご紹介します。
まずは、「トアルコトラジャ ロイヤル」。
酸味も苦みもしっかりあるのにかんきつ系のニュアンスがあって、
バランスの良い口当たりです。
もう一つは「氷温熟成珈琲」。
コーヒーは氷温ではうまみが増すというデータはないそうですが、
コクがあってなめらかなテイストでした。
バニラとかナッツの香りが感じられて、
チョコレートケーキなどに合わせたい味わいでした。
コーヒーに対する愛情とか、現代の動向に合わせて
真剣に向き合っている姿が感じられる素晴らしい展示会でした。
大変、勉強になりました。ありがとうございます。