昨年から今年にかけてホテルや旅館の朝食のコンセプトやメニュー、
器を考えるお仕事を立て続けにいただきました。
個人的に好きな朝食を出すホテルや旅館はありますが、
日本で一番朝食がおいしいと評価されているホテルってどこだろう？
と思い、調べてみたら、神戸にありました。
とにかく食べてみたいと思い、どうにか予約を取って
トリップアドバイザー「朝食がおいしい宿」で４年連続日本一になった
「ホテルピエナ神戸」に伺いました。
こちらは昨年、創業20周年を迎えたホテルで、
こじんまりとした駅から歩いて５分ちょっとぐらいの立地にあります。
朝食目当てのお客様でいつも予約が混みあっています。
会場となるダイニングは狭くはないのですが、とにかく混むので、
宿泊客以外は、朝食が食べられません。
会場が開く朝６：００に行かないと席が空かず、１時間待ちぐらいになります。
（席が空いたら部屋に連絡をしてくれるシステムです。）
島田は６：００少し前に行きましたが、すでに４人ほど並んでました。
みんな何時から並んでるんだろう？
まず、びっくりしたのは、スイーツの種類の多さ！
ホールケーキをそのまま出してしまう太っ腹なビュッフェです。
だってコレ、スイーツビュッフェじゃなくて、朝食ですよ？
朝６時すぎにホールのショートケーキにナイフを入れるとき、
いけないことをしてるような気持になってドキドキしました。
お料理は野菜が多く使われており、手作り感があります。
少しずつ盛り付けた器に差し替えてゆくので
常に、作り立てが提供されます。
器も銀色のビュッフェ皿でなく、デザイン性が高いです。
基本的にはひとつひとつ丁寧に作ったお料理を
少しづつ食べられるような大きさに計算されています。
歴史があるというほど古くはないけど、
新築というほど新しくないホテルは、世の中にたくさんあります。
その中でホテルピエナ神戸には、日本一であることにあぐらをかかない謙虚さと
なにが最善かと常に工夫する姿勢、細やかな気配りを感じました。
きっと、それが人気の秘密なのだと思います。
とても勉強になりました。
〒651-0093
兵庫県神戸市中央区二宮町4-20-5
ホテルピエナ神戸