カンボジアレポート。

昨年行って、すっかり気に入ってしまい、
カンボジアを再訪しました。

カンボジアはフランス領だったのでパンもおいしいです。
アンコールワットに昇る朝日を眺めながら、
屋台のホットドッグを食べました。
中に挟んであるポークソーセージは甘めでチャーシューっぽい味でした。

今回一番、気に入った料理は、プラホック。


カンボジアの魚の発酵調味料を使ったお料理です。
たぶん米と魚を一緒に漬けているようで、乳酸系の味がします。
白菜の古漬け的な味わいがあるけれど、アンチョビっぽい味がします。
バナナの花の皮で包んでいるそうです。
癖がありますが、米が主食の日本人にはたまらない味です。

あとはグリーンペッパーコーン。

胡椒の一種で、ブドウの房のように実がついていて
フレッシュなので噛むと山椒の実のような香りの後に胡椒の辛さがきます。
肉の付け合わせには、必ずついてきますが、
ちぎってクリームソースに合わせたり、魚の炒め物にも入ってました。

そうそう。鍋も食べました。

牛骨でダシを取ったスープに野菜や牛肉を入れます。
日本だと卵は溶いて入れるのですが、こちらではそのまま入れて煮ます。
ポーチドエッグとも茹で卵とも違った弾力のある不思議な食感でした。
牛の脳みそも食べました。白子っぽいです。

カンボジアは、内戦からの復興途上にあり、
2017年現在の国の平均年齢は27歳だそうです。
街を歩くと子供がたくさん居て、1年ごとに新しい道ができたり
店ができたり、とにかく活気があります。

カンボジアの女の子たちが、パンやお菓子を勉強する学校に
併設されたカフェにも行きました。

住み込みでパンや伝統的なフランス菓子の作り方、
カフェを経営する勉強をするそうです。
しっかり甘くてフランスっぽかったですw

島田はテーブルスタイリングをするのもあって、布を見るのが好きなのですが、
カンボジアには伝統的な「クロマー」という布があります。
これは日本でいう手ぬぐい的なもので、首に巻いたり、頭に巻いたり、
手を拭いたりします。
街中のカフェの洗面所に、手を拭く用のいろんなクロマーが置いてありました。

食べてばっかりのようですが、早起きして遺跡も見ましたよ!


今回は、少し遠方にある「ラピュタ」のモデルになったベンメリアや
「東洋のモナリザ」と言われる美しい女神像の彫刻がある
バンテアイ・スレイにも行きました。
どの遺跡も修復中で、がれきが積みあがってます。
森の中で大きな石のパズルみたいに修復をしています。
何度見ても飽きない素晴らしい建築物でした。

郊外にある一般的なカンボジア人のお家は、水道が来ていないので
外に大きなカメがあって水を溜めていて、家の外に大きなテーブルがあります。
昼も夜も家族が集まって、みんなでおしゃべりしながらご飯を食べてました。
日本に居ると、どこに行っても清潔で便利だけど、みんな忙しくて、
家族そろって、毎日ごはんを食べてるお家が減ってきているように思います。
カンボジアの人々は、幸せそうだなって思いました。
羨ましい部分はお互いにあると思いますが、カンボジアの人々を見ていて、
不便な分、一生懸命考えたり、工夫をしたりしていて、
今の私の生活で忘れていた何かを思い出した気がしました。

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