エロうまい野菜。 Vol.2

久松農園さんの畑は無農薬ですが、
敢えて無農薬をウリにしていません。
本能に火をつける「エロうまい味」を追求する。
と著書に書かれていたのですが、島田は今一つ理解できてませんでした。

でも、久松さんのキヌサヤを食べて理解できました。
キヌサヤって、一般的に市場に出荷する際の基準として「平べったいこと」が良しとされているので、
こんなふうに豆が膨らんでいるキヌサヤは、ハネられてしまいます。



衝撃的なおいしさでした。
グリーンピースよりもスナップエンドウよりもおいしいです!!
エロおいしいってこういうことか。と理解しました。
豆ごはんにするとおいしいよ。と教えていただきました。


みさきキャベツを収穫しながら、キャベツにつく虫の生態を説明する久松さん。

島田もレタスを収穫させていただきました。
びっくりするほど柔らかい葉なので、芯を切るときにするっと包丁が入ります。

ズッキーニは、朝、花が開き、
ミツバチが雄花から雌花に受粉させるのですが、
受粉できなかったズッキーニは、均等に太くならないそうです。



切りたてのズッキーニの断面はみるみる水があふれてきます。
このペースで水を吸う植物だという証明ですね。

他にもいろいろ見せていただいたのですが、気になったのは
久松さんのところの農場は、スタッフが平均30代ぐらいで(見た目)
女性が多いです。私が知る限り、全体的にとても若い農家の働き手の多い農場です。
女性や経験がない人に農業はできないと言われていますが、
そんなことはないとおっしゃってました。

久松さんとお話ししていて、
生物学的、歴史的、地政学的、もちろん経営学的なアプローチで
農業をとらえていらっしゃるのが興味深かったのですが、
「農業はトライ&エラー。常に新しい試みが必要。
時を重ねて、知ってることが増えてくると
できることの中からしか行動を選ばなくなるので
先入観のない若者の方が、今はできなかったとしても、
こんなことをしたいという自由な発想ができる。」
とおっしゃっていたのが印象的でした。

農業以外の仕事にも通じるお話です。
本当に勉強になりました。
ありがとうございます。

問い合わせ先:
久松農園公式ホームページ

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