高知の伝統野菜。

日本には、絶えてしまった在来種の伝統野菜があります。
または、作っている人が少数になってしまった野菜があります。

戦争だったり、育てやすさだったり、
いろんな理由はありますが、
近年、復活した野菜に巡り合いました。
土佐の「潮江菜」(うしおえな)です。

作家の宮尾登紀子さんが、新聞のコラムで
昔、土佐の雑煮には潮江菜が入っていたことを書き、
それを読んだ高知県の農家の熊澤さんが、
潮江菜を探し始めました。
探し始めて35年、牧野植物園ゆかりの大学教授が
保管されていた種を譲り受け、復活したそうです。

潮江菜以外にも、大根やカブ、豆などたくさんの種類の野菜が復活しました。
そんな土佐の伝統野菜を食べる会に伺いました。

全然知らない豆がいっぱいです。
「唐人豆」は、普通の落花生よりも大きくて、私の小指の第一関節ぐらいありました。
「朝鮮豆」を「しょうゆ豆」にしたものを潮江菜に載せて食べたら
おいしくて止まらなくなりました。



そうそう。土佐といえばハリハリ鍋。
潮江菜はうまみが強くて、熱にも強いようで、
煮ても、水菜のようにへたらず、しゃきしゃき感が残ります。

コレなんだと思います?
私、蕎麦かと思いましたw

答えは、切り干し大根の胡麻和えです。
ものすごくおいしくて、「滋味」という言葉が頭に浮かびました。

高知と言えば、私が最初に浮かぶのはトマト。
フルーツトマトで有名なエリアです。
気になっていたおかざき農園さんのトマトも食べることができました。

伝統文化を次の世代へ伝え、地域から日本を元気にするお手伝いがしたいと改めて思いました。

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