長野ツアー Vol.1
2014年09月11日
数年前まで、六本木で「看板を出さない会員制のうどん屋」という
マニアックなお店をなさって話題になっていた「さだ吉 鎹」さんの
ご主人が、週に4日、長野で農業をなさっています。
現在の六本木のお店は、会員制ではなく新鮮な野菜を中心にした
おいしくてホッとする割烹のお料理がいただけます。
そんな「さだ吉鎹」さんの出張部門として南信州の「六味亭」では
週末に野菜の収穫体験とお食事が楽しめると伺い、早速行ってきました。
信州は、すっかり秋の気配。
自然農法の畑で野菜を採り、ごはんを作っていただきます。
私も料理を作ることを生業としてますが、
さだ吉のご主人の作る料理は、どこか凛としています。
決して、難しいこともしていないのですが、
吟味して、素材を活かしながら作るお料理です。
食べながら「馳走」という言葉が、
相手をおもてなしするために、
走り回ることだという意味を思い出しました。
私の仕事は企業様相手のメニュー開発が多いので、
つい、原価や戦略を優先にしてしまうのですが、
さだ吉さんのご飯を食べる度に、
忘れてはいなけい『おもてなしの心』を
思い出させてくださる気がしました。
長野の旅は、続きます。
●さだ吉 鎹
東京都港区六本木6丁目2−7 B1F
11:30~14:00(水木金)
18:00~23:00
定休日 日曜・祝日