ぶらり一人旅ツーリング ~山形編~

新潟から日本海沿いに北上すると、
朝もやが立ち込める中、新緑に山桜のパステルピンクが淡く溶けて、
幻想的な風景が広がっていました。

桃源郷に迷い込んだような気分で、立ち止まってはいけないような気すらして、
日本海が見えるまでムキになって休まず走りました。

休憩した道の駅のお手洗いに貼ってあったのんびりした張り紙。

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お手洗いの中を燕が飛び交っていました。
巣の下にはビニール傘を逆さにしてガードしてありました。

次に目指したのは、山形県鶴岡市。
鶴岡の中心部に入ると桜並木が広がる鶴ヶ岡城址跡の鶴岡公園
とても気になって、バイクを止めようか迷った素敵な洋館は大宝館でした。
本当にきれいなところで、ここは桜の季節にゆっくり訪れたい場所です。

そして、今日の私の本命は、竹の露酒造場さん。
こちらで作られている「白露垂珠」というきれいな感じの味わいのお酒が好きです。

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バイクの音に気付いて若女将のこづえさんが出てきてくれました。

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こづえさ~ん。会いに来たよ~♪

バイクなので試飲ができないので、仕込み水を飲ませていただきました。
こちらの仕込み水は、地下からくみ上げているのですが、
美のミネラルと呼ばれる「シリカ」を多く含んでいます。
こづえさんのお肌がきれいな理由はコレか!!
4合瓶と1升瓶サイズで、シリカ天然水も販売なさっています。
島田のおすすめは、この水でお米を炊くこと。
甘くおいしく炊きあがります。

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その年の酒造りを始めるときに、杜氏さんや蔵人達で
蔵の奥に祭られている月山神社の神棚にお参りするそうです。
お札には『醸造祈願』って書いてあります。

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竹の露酒造の日本酒は、瓶を再利用しています。
正直言うと、新しい瓶を常に使った方がコスト的には安いそうですが、
環境に配慮して、戻ってきた瓶を洗浄して使用しているそうです。

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こちらで作っているお酒の源ともいうべき、仕込み水を見せていただきました。
大きなタンクの上に登って、くみ上げた水をのぞき込みます。

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あまりの透明度に、水底に落ちてしまうような感覚にとらわれ、
これ以上近づいて写真が取れませんでした。

この記事を書いている途中で、速報が入りました。
山形104号こと「はくろすいしゅ 純米大吟醸雪女神」が、
全国新酒鑑評会金賞受賞なさったそうです。
そして、6月からANAの国際線のファーストクラス・ビジネスクラスで
白露垂珠の美山錦が登場するそうです。
おめでとうございます!!

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そして、こっそり教えていただいたレアな情報。
鶴岡にはクラゲの展示が美しいことで有名な加茂水族館があるのですが、
夏向けにこんなお酒が新登場の予定だそうです。

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発売が楽しみですね。

竹の露酒造
〒997-0152山形県鶴岡市羽黒町猪俣新田字田屋前133番地

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