日本でいちばん涼しい夏のやきとり弁当。

飛行機と新幹線が大好きです。
たとえ、出張でも乗るといつもワクワクします。

夏の旅行に、祖母の故郷である根室を訪れることにしました。

中標津空港で、飛行機のドアが開いた瞬間、草の香りがしました。
この空港の周囲は、牧草地帯。
車で少し走ると、青い空の下で、牛がのんびりと草を食んでいました。

半袖では、肌寒かったのでi-padで天気予報を見ると、
東京は33℃、札幌ですら30℃だったのですが、根室は22℃。
うだるような暑さの日本列島の中で、いちばん涼しい場所でした。

最近、なぜか北海道にからんだお仕事が多かったので、
日本一スーパーマーケット惣菜に詳しい方から、
「根室に行くなら、ぜひ、『タイエー』のやきとり弁当を食べて!」
と言われたので、早速、本店に足を運びました。

タイセーは、一見、地方にある普通のコンビニです。
函館のハセガワストアの系列で、やきとり弁当は1日2500食、
年間80万食を売り上げるヒット商品です。

そうそう。この地方で「やきとり」とは、鶏でありません。
豚肉を焼いたもののことです。

このやきとり弁当のスゴイところは、
オーダーが入ってから、焼きはじめる作りたて弁当なんです。
作り置きは、しません。

私が注文を入れてから、ガスに火をつけて焼きはじめました。
3分以上待たせると、イライラし始める都心のお客さんには、
難しい販売形態だよなぁ。。。
と思って、眺めていたら
根室のお客さんは、電話注文してから
取りにいらっしゃる方も多かったです。

焼き立てなので、お弁当を持ったときの温かさが違います。
たっぷりの海苔の上に、香ばしいやきとり(豚)とネギがのっていて
シンプルだけど、また食べたくなる味です。

地方でヒットしている惣菜は、
マンネリ化している都会の惣菜を考える上で
良いヒントになりました。

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