茨城の農家さん訪問

農家さんの知り合いは、たくさんいますが、
立地や農家さんご自身の考え方によって、全然違います。
畑を作業用の機械で1往復すると、
1トンの収穫があるような大規模農業のところもあれば、
少量多品種で通年、野菜を育てているところもあり、
ひとつの野菜を特定の季節にだけ育てているところなど様々です。
それぞれの農家さんが目指すことが違うので、
農地に伺うと毎回、いろんな気づきがあります。
今回は、お引き合わせしたいプロの方々と一緒に茨城の農家さんを回りました。

まずは、大好きな久松農園さん。


野菜の説明をしてくださる久松さん。

久松さんは、「日本でいちばん話が上手な農家さん」です。
野菜から広がり、農業の歴史からファーブルの説いた虫の生態の話まで、知識の深さと広さに、感心します。


ニンジンが一度に2本抜けてご満悦な島田。

何度も伺ってますが、今回ようやく久松さんの目指す「エロうまい野菜」が、分かってきた気がしました。
太陽と風に当たった久松さんの野菜は、力強い味がします。
セロリって、こんなに鮮烈だっけ?
このカブなに?!むっちりしててジューシーで甘い!


レタスの中心は白い汁が苦いんです。

ご一緒したシェフ達は、畑で食べさせてもらった野菜から、
いろんなインスピレーションが沸いたようで、
魚と合わせたら…いや。グリルしてから。など夢中になって話し合ってました。

次の訪問先のエンジェル・ストロベリーさんでは、大粒のいちごを育てています。
どれぐらい大粒かというと、最盛期には、ミカンより少し小さいぐらいの大きさになるそうです。
そろそろ終売なので、小さめですがシーズン終わりとは思えないほど、ちゃんと甘くて、すーっと引く酸が心地よいです。

最後は、ファームアベタさんでトマトを見せていただきました。
ちょうど収穫が終わった後で、あまり実ってませんが、「ゼッピン娘」とカラフルトマトの畑を拝見しました。
ゼッピン娘をはじめとして、希少品種ばかりで、色形、酸味、香り、食感のすべてが違います。

お忙しい中、お邪魔させていただき、ありがとうございました!

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