江戸前。

東京湾でとれた海の幸を「江戸前」と呼ぶのですが、
江戸前の魚は、少なくなってるイメージがありました。

私の大好きな中村郁夫さんがライフワークで
撮りつづけている東京の海の写真を拝見して、
ずいぶん、きれいになって魚が戻ってきたんだ!
と写真展で感激したのは数年前。

東京の海に行くこともないまま、過ごしてきましたが、
大潮の日に友人たちに誘われて
江戸前潮干狩りを楽しんできました。

漁船で河口から羽田沖に向かうと
波しぶきにびっくりして、ボラが面白いぐらいに波間を跳ねます。
友人たちの乗った船には、ボラが飛び込んできたそうです。

ボラを眺めていて、ふと、昔、船乗りをしていた父が、
「若い頃、東京湾に船で入ると、海が見えなくなるぐらい
サバが泳いで居たものだ」
と話していたのを思い出しました。

出航してから、20分ぐらいで羽田沖に到着です。
頭上を飛行機がバンバン飛んでゆきます。

岩場には、ムール貝がビッシリ!
小さな黒いツブツブは、ムールの稚貝です。

もうね。。。
このムール貝をたくさん獲らないと、地球がムール貝で覆われてしまうんじゃないかと
心配になるぐらい、スゴイ量でした。
4人で、小一時間、夢中になって獲って
こんな感じ。

たぶん、軽く30~40キロはあったと思います。

ムール貝に飽きて、砂地を掘ってみました。
アサリが獲れました。

漁師さんにうかがったら
赤潮で、アサリはずいぶんやられてしまったそうですが
それでも、両手にいっぱい獲れました。

友人たちは、アサリにもムールにも飽きて
赤貝やカニ、ギンポなどを捕まえるにのに夢中です。
Rがつかない月だけど、牡蠣も獲ってました。
気づくとバケツにはクラゲや巻貝も入っていて、
目の前にあるものを、とにかく捕まえてみるという
何だかわからない狩猟本能が、みんなの中で目覚めたようです(汗

潮干狩り後のバーベキューでは、
ムール貝を酒蒸しにしたり、パエリヤやトマト煮込みを作りました。

そうそう。
誰ひとり釣り道具を持ってきていないのに、
船に飛び込んだボラも、
フルーツナイフでさばくことに!

身は鯉に似た感じ。
ネギと一緒に煮て、味噌仕立ての汁ものにしました。
ダシが出て意外においしかった♪

牡蠣も、きっちり水洗いして、
フライパンでバターソテーしたらおいしかったようです。

江戸前の豊かさを垣間見た楽しい潮干狩りでした。

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