仕事をちらっと。
2014年10月10日
私の仕事はメーカー様の商品のご提案や
飲食店のメニュー開発のお仕事が多いのですが、
業務用加工品や野菜を使ったメニューや
それに伴う写真撮影をするのが得意です。
メニューを考えるときに、なにが大事かといえば、
「買いたくなる商品づくり」が一番大事です。
どんなお客様が、どんな状況で、食べたくなるかを考えた上で
提供する側が効率よく仕事をできるように考えます。
たとえば、観光地での和カフェのメニューで
バニラアイスを使ったデザートを出すときに、
このカタログから、どのバニラを選びますか?
今回の案件は和カフェなので、ほろ苦い抹茶を振ってバニラアイスを使う予定です。
フレンチバニラの卵黄っぽさやバニラビーンズは必要ありません。
さて、私が重要視したのは、なんだと思いますか?
答え。
アイスの包材の形状と容量です。
通行量と立ち寄り率から考えて、繁忙期には3日で10Lほどは
出る予定なので、大きな容量のアイスを選択しても大丈夫なのですが、
そこで安易に5リットルを選ばず、重ねて冷凍庫で保管ができて、
ディッシャーで端までアイスを取りやすい
四角い形状の4リットルのバニラアイスの中から選びました。
小さな配慮ですが、その積み重ねで
オペレーション効率が良くなり、人件費やロス率の軽減につながります。
一見、紙面上の原価率が安くても、実際に運営するときに
食材の量が多すぎたり、冷蔵庫や冷凍庫の容量を考えずに
メニューを組んでしまうと、賞味期限内に使い切れなかったりするケースがあります。
おいしいのは、当たり前。
業務用で使用するには、いろんな工夫が必要です。