東北ツーリング2018 横手編
2018年09月02日
秋田県の横手に行きました。
横手は、焼きそばだけじゃないんです。
お米やシシリアンルージュという加熱用のトマトも作ってますが、
さくらんぼやリンゴ、洋ナシ、ぶどうなど果樹の栽培が盛んな地域です。
珍しいリンゴを作っている農家さんを訪ねました。
でもその前に腹ごしらえ。
デリカテッセン&カフェテリア紅玉さんで、地元の野菜を使った手作りの惣菜を選んでランチ。
丁寧に作られてていて、心とからだにしみわたりました。
紅玉デリさんでオーナーの高橋さんとお話していたら、
ひららぎ果樹園の平良木さんが迎えに来てくださいました。
実は、珍しい品種のリンゴを作る生産者さん達を紅玉デリさんが取りまとめて、
販売していらっしゃいます。
生産チームのフロントファーマー的な存在が平良木さんです。
日本は、りんごを主に生で食べますが世界的にみると、アップルパイやジャムなど、
加熱加工して食べることが多いです。
そんなことを考え、調理用のりんご「クッキングアップル」を作っていらっしゃいます。
紅玉も作られているのですが、紅玉から偶然できた「紅の夢」という品種に力を入れていらっしゃいます。
ほんのり果肉のグラデーションが美しい甘さと酸がある品種です。
平良木さんが手に持っているのはイギリスで調理用によく使われる青りんごで「ブラムリー」。
果肉が柔らかいのが特徴で、電子レンジでもジャムが作れるとおっしゃってました。
りんごの木は、年数が経つと収量が増えるそうです。
植えて5年目で、徐々に収量が増えてきた木を見せていただきました。
手前に実っている「紅の夢」は色も形もトマトみたいだと思いました。
そうそう!平良木さんに伺ったお話の中で、りんごのワックスの話がありました。
つやつやしたりんごって、ワックスがかかってるって思ってませんか?
りんごは、完熟になると果肉の水分を蒸発させたくなくて、
自ら皮にワックス分を出すそうです。
特に、紅玉、紅の夢、ジョナゴールドはワックスを出しやすい品種なので、
お店などで選ぶときは、つやつやしたものの方が完熟の印だそうです。
平良木さんからご紹介いただいて、お仲間で、シードルを作っていらっしゃる
さとう果樹園の佐藤さんのりんご山にご案内していただきました。
農薬になるべく頼らないようにしながら、クローバーを残して「草生栽培」をなさってます。
いろんな品種のりんごが植えてありました。
木の幹が大きいのが気になって質問したところ、
丸葉栽培だからと答えられたので、帰ってから調べたら、
マルバカイドウという木に接ぎ木して育てるんですね。
佐藤さんのところは、「葉取らずりんご」を販売なさってます。
横手盆地が見渡せるりんご山です。
シードル持ってピクニックしたい!!
りんごの品種をどれにしよう?とかどんな味が良いかなど、
実験的に作られてきたそうですが、そろそろ安定してきているようです。
次にできたら、ぜひ飲んでみたいです。
横手は若手の方がグループになり、新たな取り組みにチャレンジしていらしていて
今後がすごく楽しみです。
商品開発のプロとして、お二人の作る価値ある商材を注目しています。
問い合わせ先
デリカテッセン&カフェテリア紅玉
秋田県横手市十文字町梨木字沖野66-1
営業時間 11:00~18:00
